米SEC(証券取引委員会)は24日、イーサリアム現物ETFに関して、8銘柄を承認しました。
1月のビットコインに続いて、アルトコインの主力銘柄のETFが市場に出回ります。
今回の件も、仮想通貨業界の勝利として話題になるでしょう。
イーサリアム現物ETFの承認について、詳しく見ていきます。
要点
・イーサリアム現物ETF8銘柄が承認される
米国でイーサリアム現物ETF8銘柄が承認されました。仮想通貨業界にとって大きな一歩です。
イーサリアム現物ETFが承認される
24日に米SECは、イーサリアム現物ETFの上場申請を承認しました。
1月のビットコインに続く承認なので、業界にとって大きなニュースです。
今後イーサリアムの投資家は仮想通貨のETHだけでなく、株式市場の関連ETFも購入できます。
今回承認されたのは19b-4フォームにあたる8銘柄です。
ブラックロックやグレースケールなど、大手金融企業の発行銘柄も見られます。
発行会社には、ビットコイン現物ETFの承認実績のある企業も含まれていました。
19b-4フォームについて、取引所側の書類は承認済みです。
ただしETF発行者がS-1登録届出書を発効させないと、対象商品の取引を始められません。
以上からイーサリアム現物ETFの正式な売買開始は未定です。
それでも米SECから承認を受けたことで、イーサリアム現物ETFはひとつのゴールを迎えました。
Xでは以下の口コミがあります。
直前まで非承認の可能性もあった
イーサリアム現物ETFは、直前まで非承認の可能性が一部メディアで報じられていました。
たとえばブルームバーグは18日、SECの非承認の可能性を指摘しています。
同社はイーサリアム現物ETFをめぐる動向について、ビットコインとの違いを述べました。
たとえばビットコイン現物ETFの承認直前では、SECは申請会社との間で、非公式のやり取りを積極的に進めています。
しかしイーサリアム現物ETFでは、こうした動きがなかったとのことです。
以上から5月中の承認が難しいと結論づけていました。
実際は5月中に、イーサリアム現物ETFがSECから承認されています。
一部メディアが懸念材料を挙げていましたが、杞憂に終わりました。
イーサリアム現物ETFは、市場での活躍を期待される状況です。
現物ETF承認のイーサリアム市場への影響
現物ETF承認のイーサリアム市場への影響を見ていきましょう。
GMOコイン販売所の1時間足チャートによる検証です。
記事投稿時点で相場は下落トレンドで、承認の効果は見られませんでした。
5月24日6時の上ヒゲの大きな陽線が原因でしょう。
各メディアで承認の速報を見た人々が、購入を求めて取引所に殺到したようです。
たとえばコインポストもこの時間帯に、イーサリアム現物ETFの承認を速報しました。
6時台の高値は59万7786円でしたが、終値が58万9187円に落ち着きました。
高値に対して終値が落ち着いたため、以後の時間で陰線が出やすくなったのでしょう。
以上から現物ETF承認の効果は、まだはっきりと見られません。
しかし今後、特需による価格上昇も想定されます。
現物ETF承認直後も、イーサリアムの価格推移を慎重に見守りましょう。
まとめ
SECはイーサリアム現物ETFを承認しました。
一気に8銘柄が承認され、今後の活躍が期待される状況です。
しかし売買開始に必要な手続きがまだ残っているため、正式な取引開始は記事投稿時点でわかりません。
イーサリアム市場への影響も、記事投稿時点では大きくありません。
承認の速報が出た時間で、一時的に買い注文が殺到した程度です。
しかし今後、ETFによる特需が生まれるかもしれないので、価格推移を慎重に見守ってください。
いずれにしてもイーサリアム現物ETFの承認は、仮想通貨業界にとって重要な一歩となりました。
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